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iKIKA株式会社は形状処理にまつわる研究・調査を行う会社として2018年に発足し、2023年より本格的な活動を開始致しました。
われわれはこれまで、形状にまつわる、研究ほどふわふわせず、製品ほど固まっていない領域における現場の課題を実用レベルで解決する技術開発に取り組んで参りました.この取り組みの背景は、大学や国の機関が行う研究という真理の追究と、企業が行う製品開発という技術の具現化の両極に位置する山の間に、現場の課題を解決するうえで欠かせない技術が数多く存在していることに気づいたことです.
この活動をさらに深化させるために、これまで取り組んできた技術追究の結果から、試行錯誤の強い技術を陽に切り出し、すぐには具体的な成果を求めない研究と位置づけて、より普遍的かつ息の長い実のある技術追究を始めることに致しました.
研究とは言っても、民間企業のわれわれが目指す研究は、真理の追究というよりむしろ「技術の原形」を創り出すことです.この分野の先駆的研究者である北海道大学 名誉教授 沖野教郎先生が提唱された言葉に「形はすべて知っている(1)」があります.われわれは、この言葉を、さまざまな角度からひも解き、そのひとつひとつに焦点を当て、機械における設備・装置の形を題材に、具体的かつ丁寧に、深く掘り下げることにより、すべてを知っている形の本質に迫ります.
また、技術を深く追究するうえで欠かせない技術調査活動を具体的に始めます.ここでいう技術調査とは、最新技術を分析し、基礎的な研究を行うことです.そのためには、単に技術の動向をつかみ取るだけでなく、技術の源流・成り立ち・発展を深く理解していくことが肝要であると考えます.また、現役で活躍されている方々はもちろん、かつてこの分野の技術発展に大きく貢献された先人の方々とのかかわりを構築することも深い調査を目指すという観点から大切なことであると認識しております.
以上に述べたことを実践に移し、研究者が自ら掲げたテーマにどっぷり浸かり、世の中の流行り廃りに流されることなく、長い目で見て役に立つ普遍的な原形を創り出すための場を創造することに一所懸命取り組んで参ります。
これからもより一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 赤堀 克彦
(1) 日本機械学会論文集 (C編) ,第 66巻第643号,697-699頁 (2000)